こんにちは
出世魚です。
本記事は
駅伝やラグビーなどのスポーツが盛んといったイメージのある
関東学院大学(通称:関学)について
給料や休日の日数等の待遇について調べてみました。
関東学院大学は転職活動を行なっていた頃に
採用試験を受けたことがあります。
その時に知った情報や口コミを踏まえて総合的に判断したいと思います。
職員の待遇はどの程度なのでしょうか。
結論:総合評価(あくまでも筆者の独断と偏見です。)
総合評価 | |
給与水準 | △ |
休日 | △ |
将来性 | ○ |
・×は0点、△は1点、○は2点、◎は3点。
・その他理由で加減あり。
続いて関東学院の情報についてまとめました。
基本データ
大学名 | 学校法人関東学院大学 |
大学 公式HP | https://univ.kanto-gakuin.ac.jp |
学部 学生数 | 10,790人 (男7,403・女3,387) |
専任 教職員数 | 616人 (教員350・職員266) |
ST比・ SA比 | ST比 1:31 SA比 1:41 |
人件費率 | 39.13% |
寄付金等 収入額 | 約1億8,047万円 |
私立大学等 経常費補助金額 | 約24億8,543万円 |
上記情報について
- 関東学院大学ホームページ
「関東学院大学の情報」より。(2021年5月1日時点) - ST比:教員1人当たりの学生数
- SA比:職員一人当たりの学生数
- 寄付金額、私立大学等経常費補助金額は
2021年度資金収支収支予算書より抜粋。
職員待遇、年収に関するデータ
年間休日日数(推定) | 110日程度 |
休日休暇 | 日曜、祝日、土曜休暇制度 (繁忙期を除く) 有給休暇:初年度10日、 2年目から20日 その他特別有給休暇あり ※学内行事等のため日曜、 祝日に勤務の可能性あり |
勤務時間 | 月〜金:8:30-16:30 土:8:30~12:30 (週実働39時間) |
22歳(学部新卒)年収 | 約380万円~ (月給21万3,400円、 賞与3回:計5.4ヵ月程度) |
30歳モデル年収 | 約450万円 |
35歳モデル年収 | 約650万円 |
45歳モデル年収 | 約783万円 |
上記情報について
- 関東学院大学ホームページ「採用情報」、各組合データより。
学生競争力に関するデータ
偏差値 | 40~50 |
入学定員充足率 | 97.7% |
入学者数推移 | 少し減少傾向にある |
収容定員充足率 | 99.9% |
退学率 | 3.1% |
就職率 | 93.6%(就職1,827人/ (卒業2,341人-留年383人- 進学76人-留学5人) |
有名企業就職率 | 3.2%(全体200位) |
上記情報について
- 偏差値は大学受験パスナビより。
- 入学定員および収容定員充足率、退学率、就職率は
関東学院大学ホームページ「関東学院大学の情報」より。 - 有名企業就職率は
大学通信「2021年有名企業400社実就職率ランキング」より。
データ結果を元に
人件費率が39%ほどで、ST比、SA比は高めです。
寄付金収入も低く全体的に他の私立大学と比べるとやや低めか。
私立大学等経常費補助金が意外と高く、
学生規模が多く研究水準が高く、給与水準がやや低いことが要因でしょうか。
関東圏内の私立大学と比べると平均点かやや少し低めといった評価になりそうです。
年収:基本給と賞与について
給与面は全国の私立大学の平均値ほどの水準です。
同じく賞与5.4ヶ月も他大学の平均値ほどの水準です。
諸手当として
- 家族手当(1人当たり約8,800円)
- 住宅手当(年額約115,000円程)
- 役職手当
- 残業手当
があります。
実際私が採用面接を受けた際に提示された年収は28歳で420万円〜430万円程でした。
初年度380万円から420万だと一年ごとに月収が約8,000円上がる計算ですね。
昇給が29歳〜30歳であるとしても
35歳年収650万円に届くのかな?と少し疑問です。
口コミサイトでも上記の金額より低い金額を投稿している人もいるので、
年収制度が多少変更されたのではないでしょうか。
恐らく、年齢給+職能給のような形をとっているものと思われ、
以降は役職等がつけば給与がアップしていく仕組みなのではないかと思います。
年間休日について
年間休日について110日以上と想定しました。
想定理由は転職活動時の情報も含みます。
合計110日以上と想定しました。
土曜休暇の使用状況によっては120日以上の可能性もあります。
土曜休暇が実際どの程度支給され、使用できるかがポイントですね。
将来性・その他について
大学の将来性については問題ないかと思います。
学生数が10,000人を超えていて多く在籍しており、入学、充足率も
十分な数字かと言えます。2007年には5学部だった体制が、
学部の改組・新設で2017年には11学部まで一挙に増えています。
金沢八景、金沢文庫、小田原とキャンパスがあり、
2023年には関内に新しくキャンパスが
出来るため基盤も安定していて、
学生数の更なる増加を見込んでいるのではないでしょうか。
やや気になるのは、
組合のようなものがあるもののその力があまり強くないという情報があることです。
組合が弱いと待遇カットが断行されやすく、
給与改定もそうした風土からなのかなと思います。
また、キャンパスは関東圏に点在しているものの複数あり、
異動によって勤務地が変更になる可能性があることもネックの一つです。
以上の事から、関東学院の評価は、
としました。
*上記評価等は筆者個人の評価であり、
大学自体の優劣を決めるものではありません。
関東学院大学の転職選考フロー
です。
私が採用試験を受けた際の選考フローですので
いま現在も同じ採用方法なのかは定かではないので
参考程度にお読みください。
面接
一次面接は個人面接で所要時間は約20分程度です。
人数は1人対5人でエントリーシートを元に志望動機や大学職員を目指す理由は?
といった当たり障りのない質問でした。
二次面接も個人面接で所要時間は約20分程度です。
人数は1対6人で前回より1人増え、面接官のメンバーは前回と同じ人でした。
1人増えた方を中心に質問され、質問内容も前回と違い
深掘りした質問や矛盾点を探るような内容でした。
三次面接は最終面接で所要時間は同じく20分程度です。
人数は1人対7人〜10人ほどで理事長や理事などが面接官です。
質問内容も大学での業務内容についてあれは出来るか。これは出来るか。
といった前職の業務を大学の業務に活かせるかといった内容でした。
学力テスト・小論文
学力テストは自宅で受講できるWEBテストで
SPI試験でした。
小論文は一次面接の日に
2つの題について1時間程度で述べる
といった内容でした。
小論文は関東学院大学に関する内容が出ましたので
面接対策でも当てはまりますが事前準備・対策は必須です。
大学職員の採用情報がある転職サイト
大学職員の転職におすすめの
転職サイト、転職エージェントを紹介します。
大学職員の求人は、
転職サイトに比較的多く掲載されている傾向にあります。
ただし求人を扱っている転職エージェントもあるため、
転職サイトと併用するのがポイントです。
応募数を増やせるため、採用の可能性を高められるでしょう。
さらに転職エージェントを使うと、
以下のようなサポートを無料で受けられます。
- 新規求人が出た際の連絡
- 応募書類の添削・面接対策選考
- 日程・内定時期の調整
大学職員への転職は、簡単なものではありません。
「転職のプロ」である転職エージェントの力を借り、
選考ノウハウを手に入れましょう。
では、おすすめの転職サイト、転職エージェントを詳しく見ていきます。
DODA
dodaは求人数が130種類以上の職種が掲載されている
豊富な大手の転職エージェントです。
dodaは、転職サイトとしての機能も持っているだけでなく
転職エージェント機能も持っており、
担当者から紹介を受けた求人にも応募できます。
そして何より、大学職員の採用情報が載っている
数少ない転職サイトです。
そのため、
まず登録して大学職員の求人情報を検索してみるのがおすすめです。
キャリア相談や選考対策などのサポートに加え、
応募先企業や機関から応募のオファーを受けられる
スカウト機能も使えます。
大学職員への転職のチャンスを少しでも広げたい方は、
まずはdodaに登録してみてください。
マイナビ転職
*画像はマイナビ転職公式サイトより引用
マイナビ転職は、独占求人を豊富に扱う転職サイトです。
サイト内の全求人のうち、
マイナビ転職のみに掲載のある求人は約85%です。
他の転職サイトでは見つからないような求人が多く掲載されています。
大学職員のように募集が比較的少ない求人を探す際には、
求人に出会える確率を高めておく必要があります。
恐らく一番多く大学職員の求人が載っている転職サイトではないでしょうか。
その意味でも、登録しておいた方がよい転職サイトといえるでしょう。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、求人数の多さが特徴的な転職サイトです。
サイト内の求人掲載数は数ある転職サイトの中でもトップクラスです。
また、求人検索のバリエーションも豊富です。
「有給消化率」「研修制度充実」といった検索項目や、
中には「和気あいあい」といった項目もあります。
理想の職場をピンポイントに探したい方に
ぴったりの転職サイトといえるでしょう。
リクナビNEXTはマイナビ転職に次いで大学職員の求人を多く掲載している
転職サイトです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、
業界最大級の求人数を誇る大手転職エージェントです。
人材業界での歴史が長いため、
転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザーの育成体制が整っています。
大学職員の選考は難関ですが、
転職のプロの目線から書類の添削や面接対策をしてもらえるので、
選考の通過率を高められるでしょう。
民間企業の求人も豊富に取り揃えているので、
民間も視野に転職活動をする場合には特に登録しておきたい転職エージェントといえます。
ミイダス
ミイダスは毎月2万人以上が登録し、
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優良企業15万社が利用する人気の転職サイトのため
民間も視野に転職活動をする場合には特に登録しておきたい転職エージェントといえます。
大学職員への道
https://www.大学職員への道.com/kyujin_jokyo.html
大学職員への道は
職員を募集している大学のまとめサイトになります。
転職サイトだけでなく
大学のホームページで応募している大学も載っているので
転職サイトとまとめサイトをうまく活用しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今後も各大学のデータを元に
各大学の特色、平均年収といった各大学について
解説していく予定です。
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