こんにちは
出世魚です。
本記事は
一般入試の志願者数が8年連続日本一であったり、
マグロをはじめとした研究・教育が注目されている
近畿大学について
給料や休日の日数等の待遇について調べてみました。
近畿大学のホームページの情報公開・財務情報や
口コミサイトの情報も含めて総合的に判断したいと思います。
職員の待遇はどの程度なのでしょうか。
結論:総合評価(あくまでも筆者の独断と偏見です。)
総合評価 | |
給与水準 | 〇 |
休日 | × |
将来性 | ◎ |
・×は0点、△は1点、○は2点、◎は3点。
・その他理由で加減あり。
続いて近畿大学の情報についてまとめました。
基本データ
大学名 | 近畿大学 |
大学 公式HP | https://www.kindai.ac.jp/ |
学部 学生数 | 33,350人 (男:22,647人 女:10,703人) |
専任 教職員数 | 5,265人 (教員2,263人・職員3,002人) |
非専任 教職員数 | 4,371人 (教員3,742人・職員629人) |
ST比・ SA比 | ST比 1:26 SA比 1:11 |
人件費率 | 42.4% |
寄付金等 収入額 | 約8億4,795万円 |
私立大学等 経常費補助金額 | 約132億3,816万円 |
上記情報について
- 近畿大学ホームページ
「情報公開」より。 - 近畿大学ホームページ「採用情報」、各組合データより。
- ST比:専任教員1人当たりの学生数
- SA比:専任職員一人当たりの学生数
- 寄付金額、私立大学等経常費補助金額、人件費率は
令和2年度資金収支計算書より抜粋。
職員待遇、年収に関するデータ
年間休日日数(推定) | 90日程度 |
休日休暇 | 日曜・祝日・ 学園創立記念日(11月5日) 特別休暇(慶弔休暇・ 夏期休暇・年末年始休暇等) 年末年始休暇:6日 夏期⼀⻫休暇 :12日 有給休暇:初年度12日間 (次年度から20日間) |
勤務時間 | 9:00-18:00 ※勤務部署および 勤務シフトにより 土曜出勤あり (週実働40.0時間) |
22歳(学部新卒)年収 | 約430万円~ (月給215,760円、 賞与2回:計6.525ヵ月程度) |
30歳モデル年収 | 約600万円 |
35歳モデル年収 | 約750万円 |
45歳モデル年収 | 約900万円 |
上記情報について
- 近畿大学ホームページ「採用情報」、各組合データより。
学生競争力に関するデータ
偏差値 | 42.5~65.0 |
入学定員充足率 | 106.4% |
入学者数推移 | 年々増加傾向にある |
収容定員充足率 | 102.9% |
退学率 | 1.2%-392人 |
留年率 | 3.8%-1,274人 |
進学率 | 9.2% |
就職率 | 89.4%(就職6,334人/ (卒業7,934人-進学733人- その他117人-就職未決定者数750人) |
有名企業就職率 | 7.2%(109位) |
上記情報について
- 偏差値は大学受験パスナビより。
- 入学定員および収容定員充足率、退学率、就職率は
近畿大学ホームページ「情報公開」より。 - 有名企業就職率は
大学通信「2021年有名企業400社実就職率ランキング」より。
データ結果を元に
人件費率が42%程にもかかわらず、ST比・SA比はすごく低めです。
寄付金収入は学生数や大学規模に比べるとやや低い印象。
私立大学等経常費補助金も収入の6%程と私立大学の補助金収入の平均値より低め。
ST比やSA比が他大学と比べてもすごく低いため、
学生数に比べて教員・職員の数が多いことが分かります。
それに比べて人件費率が42%程と他大学と比べても平均~やや低めなので
教職員への還元(給料)が少ないのかと思いましたが、
口コミや近畿大学採用ページを確認したところ
年間休日にもよりますが、給与は十分手厚い印象でした。
寄付金収入、補助金は大学の規模を考慮するとやや疑問点が浮かびますが
学生規模や収支予算書を読む限り運営には安心できるといった印象です。
しかし、職員の休暇数は土曜出勤数がどれほどあるかにもよりますが
他の私立大学と比べるとやや冷遇されている気がしますね。
後述で詳しく述べますが、成果評価も対象はあるものの
年功序列が主となるため、
管理職になれるかなれないかによって年収が大きく変わりそうです。
上記を考慮すると関西圏内の私立大学と比べると平均点の評価になりそうです。
年収:基本給と賞与について
私立大学の平均年収が730万ほどといわれてます。
なので給与面は全国の私立大学の平均年収と比べると高めの水準です。
近畿大学は平均年収が900~1000万ほどなのですごく高めです。
※平均年収の計算は職員人件費支出を職員数で割ると算出できます。
おそらく専任職員以外の派遣や非正規雇用の人件費も
職員人件費支出に含まれていると思われるので
実際はもう少し低くなりそうですが、
それでも平均年収1,000万近くはあるのではないでしょうか。
平均年収1,000万を超える大学はそれほど多くないです。
人件費率が42%ほどで、ST比・SA比がすごく低めにもかかわらず
年収が高めとなると、学生納付金収入等の教育活動による資金収支の
収入面が多いことが読みとれます。
教育活動だけでのキャッシュフローをうまく生み出せているため
上手く教職員へ還元できているのでしょう。
また、どこの大学も同じですが、管理職か非管理職かで年収が大きく変わります。
近畿大学は夏季・冬季賞与の際に特別手当を含んで
ボーナスを職員へ還元しているそうです。
特別手当が評価制度の反映ではあるものの、
年間賞与の01か月ほどだそうなので
評価制度はあるものの、管理職と非管理職で給与の差が大きいです。
非管理職であれば上記のモデル年収ほどですが
管理職であれば年収1,000万以上でしょう。
諸手当として
- 家族手当(月額:30,000円。口コミサイトにて。詳細不明)
- 住宅手当(年額約240,000円程)
- 入試手当
- 通勤手当
- 役職手当
- 残業手当
があります。
また、年間賞与が
6.525ケ月+202,750+住宅手当1.0ケ月ほどなので
すごく手厚く、他大学の平均値より高い水準のため
おのずと年収も高いのでしょう。
年間休日について
年間休日について90日程度と想定しました。
採用情報には年末年始休暇や夏季一斉休暇の日数については特に記載はありませんでしたが
12月29日~1月3日、8月7日~8月18日は問い合わせ窓口の受付を停止していると
あったため、
その情報を参考に日数を算出しました
土曜出勤の数については調べた結果わかりませんでした。
職員採用によくある質問で週休2日について
近畿大学にて回答しているので参考に記載いたします。
とこのように、毎週ではないものの、
シフト制で土曜出勤もしくは週6勤務もあるみたいですね。
情報が少ないので、土曜日の休暇はないと考えていたほうがよさそうです。
将来性・その他について
大学の将来性については全く問題ないと思います。
近畿大学は全国の大学と比べても規模は大きく
学生数は35,000人以上も在籍しており、収容人数も4万人程と超マンモス大学です。
大阪だけの大学かと思いきや、全国にキャンパスがあるみたいですね。
入学定員充足率は106.4%と。
収容定員充足率が102.9%と
どちらも100%を超えいているため心配はないでしょう。
2019年度と2018年度と比べても入学定員充足率、収容定員充足率とともに
数値はあまり変わっていませんでした。
以上のことから、近畿大学の評価は、
としました。
*上記評価等は筆者個人の評価であり、
大学自体の優劣を決めるものではありません。
近畿大学の転職選考フロー
です。
参考程度にお読みください。
採用について
採用された1年間は嘱託採用で
2年目以降はほぼ全員が専任職員として採用という流れになっています。
大学職員の採用情報がある転職サイト
大学職員の転職におすすめの
転職サイト、転職エージェントを紹介します。
大学職員の求人は、
転職サイトに比較的多く掲載されている傾向にあります。
ただし求人を扱っている転職エージェントもあるため、
転職サイトと併用するのがポイントです。
応募数を増やせるため、採用の可能性を高められるでしょう。
さらに転職エージェントを使うと、
以下のようなサポートを無料で受けられます。
- 新規求人が出た際の連絡
- 応募書類の添削・面接対策選考
- 日程・内定時期の調整
大学職員への転職は、簡単なものではありません。
「転職のプロ」である転職エージェントの力を借り、
選考ノウハウを手に入れましょう。
では、おすすめの転職サイト、転職エージェントを詳しく見ていきます。
DODA
dodaは求人数が130種類以上の職種が掲載されている
豊富な大手の転職エージェントです。
dodaは、転職サイトとしての機能も持っているだけでなく
転職エージェント機能も持っており、
担当者から紹介を受けた求人にも応募できます。
そして何より、大学職員の採用情報が載っている
数少ない転職サイトです。
そのため、
まず登録して大学職員の求人情報を検索してみるのがおすすめです。
キャリア相談や選考対策などのサポートに加え、
応募先企業や機関から応募のオファーを受けられる
スカウト機能も使えます。
大学職員への転職のチャンスを少しでも広げたい方は、
まずはdodaに登録してみてください。
マイナビ転職
*画像はマイナビ転職公式サイトより引用
マイナビ転職は、独占求人を豊富に扱う転職サイトです。
サイト内の全求人のうち、
マイナビ転職のみに掲載のある求人は約85%です。
他の転職サイトでは見つからないような求人が多く掲載されています。
大学職員のように募集が比較的少ない求人を探す際には、
求人に出会える確率を高めておく必要があります。
恐らく一番多く大学職員の求人が載っている転職サイトではないでしょうか。
その意味でも、登録しておいた方がよい転職サイトといえるでしょう。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、求人数の多さが特徴的な転職サイトです。
サイト内の求人掲載数は数ある転職サイトの中でもトップクラスです。
また、求人検索のバリエーションも豊富です。
「有給消化率」「研修制度充実」といった検索項目や、
中には「和気あいあい」といった項目もあります。
理想の職場をピンポイントに探したい方に
ぴったりの転職サイトといえるでしょう。
リクナビNEXTはマイナビ転職に次いで大学職員の求人を多く掲載している
転職サイトです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、
業界最大級の求人数を誇る大手転職エージェントです。
人材業界での歴史が長いため、
転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザーの育成体制が整っています。
大学職員の選考は難関ですが、
転職のプロの目線から書類の添削や面接対策をしてもらえるので、
選考の通過率を高められるでしょう。
民間企業の求人も豊富に取り揃えているので、
民間も視野に転職活動をする場合には特に登録しておきたい転職エージェントといえます。
ミイダス
ミイダスは毎月2万人以上が登録し、
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民間も視野に転職活動をする場合には特に登録しておきたい転職エージェントといえます。
大学職員への道
https://www.大学職員への道.com/kyujin_jokyo.html
大学職員への道は
職員を募集している大学のまとめサイトになります。
転職サイトだけでなく
大学のホームページで応募している大学も載っているので
転職サイトとまとめサイトをうまく活用しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今後も各大学のデータを元に
各大学の特色、平均年収といった各大学について
解説していく予定です。
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