こんにちは
出世魚です。
本記事は
最近、理系大学として地位や知名度を高めていて
2014年には文部科学省が推進する
「スーパーグローバル大学」に理工系私大として唯一選ばれている
芝浦工業大学について
給料や休日の日数等の待遇について調べてみました。
芝浦工業大学は筆者が転職活動を行なっていた頃に
採用試験を受けたことがあります。
その時に知った情報や口コミを踏まえて総合的に判断したいと思います。
職員の待遇はどの程度なのでしょうか。
結論:総合評価(あくまでも筆者の独断と偏見です。)
総合評価 | |
給与水準 | ◎ |
休日 | △ |
将来性 | ◎ |
・×は0点、△は1点、○は2点、◎は3点。
・その他理由で加減あり。
続いて芝浦工業大学の情報についてまとめました。
基本データ
大学名 | 芝浦工業大学 |
大学 公式HP | https://www.shibaura-it.ac.jp/ |
学部 学生数 | 7,928人 (男:6,449人 女:1,479人) |
専任 教職員数 | 661人 (教員471人・職員189人) |
ST比・ SA比 | ST比 1:17 SA比 1:42 |
人件費率 | 41.73% |
寄付金等 収入額 | 約3億6,813万円 |
私立大学等 経常費補助金額 | 約24億7,054万円 |
上記情報について
- 芝浦工業大学ホームページ
「情報公開」より。 - 芝浦工業大学ホームページ「採用情報」、各組合データより。
- ST比:教員1人当たりの学生数
- SA比:職員一人当たりの学生数
- 寄付金額、私立大学等経常費補助金額、人件費率は
2021年度収支予算書より抜粋。
職員待遇、年収に関するデータ
年間休日日数(推定) | 120日程度 |
休日休暇 | 日曜、祝日、土曜休暇指定日 年末年始休暇:12日 夏期⼀⻫休暇 :6日 ・夏期交替休暇 :10日 その他特別有給休暇あり 有給休暇:初年度12日、 2年目13日日、3年目14日 以後2日ずつ毎年加算、 6年目以降20日間 ※学内行事等のため日曜、 祝日に勤務の可能性あり |
勤務時間 | 月~金:9:00-17:00 土:9:00~15:00 ※⼟曜⽇は、おおむね隔週勤務。 (週実働41.0時間) |
22歳(学部新卒)年収 | 約430万円~ (月給23万円、 賞与4回:計5.6ヵ月程度) |
30歳モデル年収 | 約550万円 |
35歳モデル年収 | 約630万円 |
45歳モデル年収 | 約850万円 |
上記情報について
- 芝浦工業大学ホームページ「採用情報」、各組合データより。
学生競争力に関するデータ
偏差値 | 50~60 |
入学定員充足率 | 0.98% |
入学者数推移 | 少し減少傾向にある |
収容定員充足率 | 1.08% |
退学率 | 1.0% |
就職率 | 97.3%(就職1,131人/ (卒業1,941人-進学735人- その他44人-就職未決定者数31人) ※進学率37.9% ※1~4学年全体の 留年321人-退学80人 |
有名企業就職率 | 27.5%(19位) |
上記情報について
- 偏差値は大学受験パスナビより。
- 入学定員および収容定員充足率、退学率、就職率は
芝浦工業大学ホームページ「情報公開」より。 - 有名企業就職率は
大学通信「2021年有名企業400社実就職率ランキング」より。
データ結果を元に
人件費率が42%程で、ST比は低く、SA比はやや高めです。
寄付金収入は学生数や大学規模に比べるとやや低い印象。
私立大学等経常費補助金も収入の5%程と私立大学の補助金収入の平均値より低め。
人件費率や寄付金収入、補助金は大学の規模を考慮するとやや疑問点が浮かびますが
学生規模や収支予算書を読む限り運営には安心できるといった印象です。
しかし、休暇数であったり、
職員の待遇面は他の私立大学と比べるとやや冷遇されている気がしますね。
平均年収も1200万とうたわれていますが、おそらく管理職になると高待遇で
非管理職だと私立大学の平均程ではなかろうかと推測します。
上記を考慮すると関東圏内の私立大学と比べると平均点より高めの評価になりそうです。
年収:基本給と賞与について
給与面は全国の私立大学の平均年収と比べると高めの水準です。
私立大学の平均年収が730万ほどといわれてますが
芝浦工業大学は平均年収が1200万とものすごく高めです。
※平均年収の計算は職員人件費支出を職員数で割ると算出できます。
おそらく専任職員以外の派遣や非正規雇用の人件費も
職員人件費支出に含まれていると思われるので
実際はもう少し低くなりそうですが、
それでも平均年収1,000万は超えると思います。
平均年収1,000万を超える大学はそれほど多くないです。
要因として、芝浦工業大学では評価成果がしっかりしていると
噂で聞いたことがあります。多くの大学は評価制度はあるものの
年功序列で人事評価にあまり影響されず固定で給料があがるところがほとんどです。
しかし芝浦は年功序列というわけでなく、
業績や個人の評価を反映して昇給します。
その分管理職と非管理職で給与の差が大きいです。
非管理職であれば上記のモデル年収ほどですが
管理職であれば年収1,000万以上でしょう。
口コミサイトでは年収1,300万と書かれています。
また、賞与が5.6ヶ月(本棒+家族手当+住宅手当)
と手厚く、他大学の平均値より高い水準のため
おのずと年収も高いのでしょう。
支給時期は7月12月3月4月と計4回もあるのは羨ましいですね。
諸手当として
- 家族手当(配偶者月額:約16,000円、配偶者以外月額:約8,000円〜10,000円)
- 住宅手当(年額約176,000円程)
- 入試手当
- 通勤手当
- 役職手当
- 残業手当
があります。
実際私が採用面接を受けた際に提示された年収は29歳で520万円程でした。
昇給額は評価によって変わり、一年ごとに月収が2,000円〜10,000円ほど上がります。
退職金は退職時の本棒月額✖️勤続年数だとすると
30歳から芝浦工業大学で働き、退職時の月額が50万と仮定すると
退職金は約1,750万ほどです。
人件費率についてですが
大学の人件費率の目安は55~60%程といわれている中で42%程と大きく下回っています。
※人件費率は人件費÷教育活動収入で計算します。
収入に比べて、人件費の支出が小さいので、職員への還元が少ないと思いがちですが
職員への給与手当ても申し分なさそうですし、
おそらく
施設や、実験設備に力を入れているのでしょう。
年間休日について
年間休日について120日程度と想定しました。
想定理由は転職活動時の情報も含みます。
合計120日と想定しました。
採用情報には夏期交替休暇を7/28~9/4における平日10日間と謳ってあります。
夏期交替休暇がMAX10日も取れるかが心配ですね
また、2021年度の所定労働日数252日間(平日231日、土曜21日)
2021年度の労働時間1,680時間(1ヶ月140時間)
とあります。
置き換えると2021年の休日日数は113日、週実動35時間となります。
やはり他の私立大学と比べると年間休日はやや少なめですね。
将来性・その他について
大学の将来性については全く問題ないと思います。
理系大学としては大規模な大学で学生数は7,000人以上も在籍しており
入学定員充足率は0.98%と。
収容定員充足率が1.04%と
入学定員充足率は1.0%を切っているものの心配はないでしょう。
2019年度と2018年度と比べると入学定員充足率、収容定員充足率とともに
数値がガクッと下がっているので
コロナの影響が大きかったんだと予想されます。
今後の学生数の確保についてどう取り組んでいくかが課題なのでしょう。
理系大学のトップは依然として東京理科大学ですが、
芝浦工業大学も負けず劣らずといった印象です。
以上の事から、芝浦工業大学の評価は、
としました。
*上記評価等は筆者個人の評価であり、
大学自体の優劣を決めるものではありません。
芝浦工業大学の転職選考フロー
です。
私が採用試験を受けた際の選考フローですので
いま現在も同じ採用方法なのかは定かではないので
参考程度にお読みください。
大学職員の採用情報がある転職サイト
大学職員の転職におすすめの
転職サイト、転職エージェントを紹介します。
大学職員の求人は、
転職サイトに比較的多く掲載されている傾向にあります。
ただし求人を扱っている転職エージェントもあるため、
転職サイトと併用するのがポイントです。
応募数を増やせるため、採用の可能性を高められるでしょう。
さらに転職エージェントを使うと、
以下のようなサポートを無料で受けられます。
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大学職員への転職は、簡単なものではありません。
「転職のプロ」である転職エージェントの力を借り、
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では、おすすめの転職サイト、転職エージェントを詳しく見ていきます。
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マイナビ転職
*画像はマイナビ転職公式サイトより引用
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中には「和気あいあい」といった項目もあります。
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ぴったりの転職サイトといえるでしょう。
リクナビNEXTはマイナビ転職に次いで大学職員の求人を多く掲載している
転職サイトです。
リクルートエージェント
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大学職員の選考は難関ですが、
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民間も視野に転職活動をする場合には特に登録しておきたい転職エージェントといえます。
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大学職員への道
https://www.大学職員への道.com/kyujin_jokyo.html
大学職員への道は
職員を募集している大学のまとめサイトになります。
転職サイトだけでなく
大学のホームページで応募している大学も載っているので
転職サイトとまとめサイトをうまく活用しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今後も各大学のデータを元に
各大学の特色、平均年収といった各大学について
解説していく予定です。
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